赤上裕幸
防衛大学校公共政策学科准教授
http://www.nda.ac.jp/cc/koukyou/akagami.html
1982年埼玉県生まれ。
大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科講師を経て、現職。
学位:修士(教育学)、博士(教育学)
専門分野:メディア論、映像文化論
所属学会:日本マス・コミュニケーション学会、社会学研究会、メディア史研究会
『ポスト活字の考古学』(柏書房、2013年)
→http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=978-4-7601-4224-8
ご書評ありがとうございました。
● 佐藤卓己先生(京都大学大学院准教授)「脱活字化した共通言語とは」『産経新聞』2013年4月21日
●横田順彌さん(作家)「「教育的」映画の事業化と挫折」『日本経済新聞』2013年5月5日
●田村紀雄先生(東京経済大学名誉教授)「教育学の視点から考察 隠れたキー・ターム「弘報」に発見をみた」『週刊読書人』2013年7月5日号
【関連記事】
● 紹介記事「明日のかたち メディア史研究者 赤上裕幸」『京都新聞』2013年7月8日(佐久間卓也記者)
●赤上裕幸「メディア史はSFメディア史であるべきか」『小松左京マガジン』第49号、2013年5月
●記事中コメント「第一次世界大戦の遠近法3 新メディア 夢と欲望のはざまで」『朝日新聞』2014年1月7日(野波健祐記者)New!
【訂正事項】
『ポスト活字の考古学』33頁および357頁にある「スタジオジブリ」の記述に関して。
● 33頁、後ろから9行目
(誤)「大工原章、大塚康生、森康二といったアニメーション作家は、その後スタジオジブリに参画することで、ジャパニメーションの黄金時代を築きあげていく。特に大塚康生は、(中略)宮崎駿や高畑勲といったアニメーションの巨匠を育てあげた。」
(正)「大工原章、大塚康生、森康二といったアニメーション作家は、その後、ジャパニメーションの黄金時代を築きあげていく。特に大塚康生は、(中略)宮崎駿や高畑勲といったスタジオジブリの人脈ともつながっていった。」
●357頁、6行目
(誤)「日動映画出身グループの大工原は四〇歳、森は三三歳、大塚は二七歳という若さであった。彼らが、やがてスタジオジブリに参画することで、ジャパニメーションの礎を築いていく。」
(正)「日動映画出身グループの大工原は四〇歳、森は三三歳、大塚は二七歳という若さであった。彼らがジャパニメーションの礎を築き、大塚は宮崎駿や高畑勲といったスタジオジブリの人脈ともつながっていった。」
【単著】
●『ポスト活字の考古学』(柏書房、2013年)
【分担執筆】
● 「体制下の公共性」「戦時の娯楽」野上元・福間良明編『戦争社会学ブックガイド-現代世界を読み解く132冊-』(創元社、2012年)
● 「戦後日本映画史における「満洲」人脈‐「視聴覚教育」と東映教育映画の場合」三澤真美恵・川島真・佐藤卓己編『電波・電影・電視―現代東アジアの連鎖するメディア』(青弓社、2012年)
● 「越境する映画文化政策の展望」佐藤卓己・柴内康文・渡辺靖編『ソフト・パワーのメディア文化政策』(新曜社、2012年)
【研究業績】
1、学位論文
2006年3月 「『戦後総力戦体制』と反戦映画」(大学学部卒業論文)
上智大学文学部新聞学科提出
2008年3月 「活字から活映へ -水野新幸と『映画教育(活映)』-」(修士論文)京都大学大学院教育学研究科提出
2011年3月 「日本映画教育史における『次に来るメディア』の知識社会学的研究」(博士論文)京都大学大学院教育学研究科提出
2、学術論文
(査読有り)
● 「活字から活映へ -水野新幸と『映画教育(活映)』-」『マス・コミュニケーション研究』第75号、2009年、111-128頁
● 「『国民教化メディア』としての映画-映画法(1939年)の評価をめぐって-」『日本社会教育学会紀要』第45号、2009年、1-9頁
● 「『文化映画』の可能性-啓蒙と娯楽のメディアミックス-」『京都大学大学院教育学研究科紀要』第56号、2010年、15-27頁
● 「映画がつくった実験国家「満洲」-赤川孝一の巡回映写運動を中心に-」『メディア史研究』第31号、2012年、90‐107頁。
● 「ポスト活字の考古学-ありえたかもしれないもう一つの映像文化史」『ソシオロジ』第56巻3号、2012年、35‐50頁。
(査読なし)
● 「映画の『戦後総力戦体制』」、『生涯教育学・図書館情報学研究』、第6号、2007年、43-52頁
● “The educational revolution from Katsuji (print media) to Katsuei (visual media) : Mizuno Shinko and “The Film Education (Katsuei) ”” Lifelong Education&Libraries(Graduate School of education, Kyoto University, Number 8, 2009)59-64頁
3、学会発表など
● 口頭発表(2009.10.31)「『文化映画』の可能性-啓蒙と娯楽のメディアミックス-」日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会(慶応大学)
● 口頭発表(2010.12)「映画がつくった実験国家「満洲」」-赤川孝一の巡回映写運動を中心に-」(メディア史研究会/日本大学三崎町キャンパス)
● 口頭発表(2010.12)「戦後日本映画史のなかの「満洲」:東映教育映画と『白蛇伝』(1958年)」(国際シンポジウム「20世紀東アジアにおける視聴覚メディア相互連関」/日本大学文理学部百周年記念館)
● 口頭発表(2011.1)「越境する文化政策-満洲の映画教育政策を中心に-」(第四回京都大学-慶應義塾大学グローバルCOE共催シンポジウム「トランスナショナルな心・人・社会」京都大学時計台記念館2階 国際交流ホールⅠ&Ⅱ)
● ワークショップ司会(2012.6)「ポピュラー音楽と社会関係資本-ポピュラー音楽は細分化するか?統合するか?-」日本マス・コミュニケーション学会春季研究発表会(理論研究部会、問題提起者・長﨑励朗(京都文教大学)、討論者・柴内康文(東京経済大学))宮崎公立大学
● ワークショップ討論者(2013.10)「日本映画教育史のフロンティア ―イメージの過去・現在・未来」日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会(メディア史部会、問題提起者・渡邉大輔(日本大学芸術学部)、司会・長﨑励朗(京都文教大学))上智大学
4、海外での発表など
● 口頭発表(使用言語=英語、2009.2.11)“The educational revolution from Katsuji (print media) to Katsuei (visual media) : Mizuno Shinko and “The Film Education (Katsuei) ”” (韓国西江大学)
● 司会(2010.2)「日韓メディア研究大学院セミナー」(「心が生きる教育のための国際拠点」グローバルCOEユニットB・公開セミナー(京都大学時計台記念館2階 国際交流ホールⅢ))
5、講演
● 「ポスト活字の考古学-映画メディアが新しかったとき-」(「もりぐちeセミナー」大阪府守口市生涯学習情報センター、2011年10月13日)
6、研究活動
● 研究協力者(2009年度基盤研究(B)「ソフト・パワー構築に向けたメディア文化政策の国際比較研究」(代表者・佐藤卓己)(~2012年3月)
● 研究協力者(2009年度基盤研究(B)「戦後日本における公共圏としての論壇に関するメディア史的研究-雑誌論壇からブログ論壇まで」(代表者・竹内洋)(~2012年3月)
● 研究分担者(2012年度基盤研究(B)「青年期メディアとしての雑誌における教育的機能に関する研究」(代表者・佐藤卓己)(~現在に至る)
7、奨学金など
● 松下国際財団研究助成金(2009年度)「戦前・戦時中における映画の教育的利用に関する国際比較」
● 日本学術振興会・科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「日本映画史上に表れたる未来像のメディア社会学的考察-映画と知識・教養の結びつき-」(2010年4月~2011年3月)