比護遥

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1996年 愛知県生まれ

学歴:

2014年4月~2018年3月 東京大学教養学部教養学科地域文化研究分科アジア・日本研究コース

2015年4月~2018年3月 東京大学大学院情報学環教育部研究生

2018年4月~2020年3月 京都大学大学院教育学研究科教育学環専攻修士課程

2021年4月~2023年3月 京都大学大学院教育学研究科教育学環専攻博士後期課程

経歴:

2020年4月~2023年3月 日本学術振興会特別研究員DC1

2022年4月~2022年9月 京都女子大学非常勤講師(メディア文化論)

2023年4月~現在 日本学術振興会特別研究員PD(受入先:東京大学大学院総合文化研究科)

2023年4月~2024年2月 台湾・国立政治大学台湾史研究所 訪問学者

専門分野:メディア史、東アジア地域研究

研究業績

1.著書

◆2023年10月 (共著)中村元哉編著『改革開放萌芽期の中国:ソ連観と東欧観から読み解く』晃洋書房、担当箇所:第11章「天安門事件直後のグラスノスチをめぐる評価」

◆2024年3月 (単著)比護遥『近現代中国と読書の政治:読書規範の論争史』東京大学出版会

2.訳書

◆2021年5月 トーマス・S・マラニー『チャイニーズ・タイプライター:漢字と技術の近代史』中央公論新社

→書評:『日本経済新聞』(2021年7月10日)『エコノミスト』(2021年7月13日)『朝日新聞』(2021年7月17日)『日刊ゲンダイ』(2021年8月21日)、『中国文芸研究会会報』(2021年8月)、『文藝春秋』(2021年9月)『読売新聞』(2021年9月19日)『京都メディア史研究年報』(2022年4月)

◆2021年8月 (共訳)レオ・チン『反日:東アジアにおける感情の政治』人文書院=倉橋耕平監訳、担当箇所:第2章 「「日本鬼子」:中国における反日主義の条件とその限界」

3.学位論文

◆2018年3月 「『読書』のメディア史:文化大革命から天安門事件への読書人的公共性」卒業論文、東京大学教養学部

◆2020年3月 「大衆読者の消費的発見と政治的動員:1930年代中国の読書雑誌」修士論文、京都大学大学院教育学研究科

◆2023年3月 「近現代中国の読書規範:「いかに読むか」の政治文化史」博士論文、京都大学大学院教育学研究科

4.学術論文

◆2019年4月 “The Politics of What to Read: Cultural Conflict in the Reform-Era of China” 『Educational Changes in a Global Age:京都大学大学院教育学研究科 北京師範大学教育学部 学術交流活動2018報告書』京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センター、138-152ページ

◆2019年4月 「『読書』のメディア史:文化大革命から天安門事件への読書人的公共性」『京都メディア史研究年報』第5号、13-42ページ

◆2020年6月 (研究報告)「日仏美術品交換の企図と挫折(1882-1885):外務省記録から見る国際文化交流の事例として」『文化資源学』第18号、31-41ページ

◆2020年10月 「抗戦期中国の読書と動員:政治コミュニケーションから見る『読書生活』(1934-1936)」『現代中国研究』第45号、1-17ページ

◆2021年1月 「消費する読者への政治的期待:1930年代中国の読書雑誌を手掛かりに」『マス・コミュニケーション研究』第98号、69-86ページ

◆2021年3月 「毛沢東時代の読書規範:政治文化の連続性に着目して」『京都大学大学院教育学研究科紀要』第67号、1-14ページ

◆2021年5月 「古登堡星系在上海:试论二十世纪三十年代的阅读秩序」『首届中国媒介考古工作坊 参会论文集』178-187ページ

◆2022年4月 (研究ノート)「中華民国期の出版データの推計:「民国図書数拠庫」をもとに」『京都メディア史研究年報』第8号、275-286ページ

◆2023年7月 「書籍と中国社会:焚書と読書のシンボリズム」『中国―社会と文化』第38号、58-75ページ

5.書評論文

◆2019年4月 「中国知識人研究へのメディア史的アプローチ:章清『清季民国時期的「思想界」:新型伝播媒介的浮現与読書人新的生活形態』」『京都メディア史研究年報』第5号、200-211ページ

◆2020年4月 「情報技術のグローバル・ヒストリー:Thomas S. Mullaney. The Chinese Typewriter: A History『京都メディア史研究年報』第6号、206-215ページ

◆2022年4月 「空間政治学の名著として:G・L・モッセ『大衆の国民化:ナチズムに至る政治シンボルと大衆文化』」『京都メディア史研究年報』第8号、363-372ページ

◆2023年4月 「比較史から理解する中国のプロパガンダ:劉海龍『宣伝:観念、話語及其正当化』」『京都メディア史研究年報』第9号、215-231ページ

6.口頭発表

◆2018年12月 ”The Politics of What to Read: Cultural Conflict in the Reform-Era of China” (京都大学大学院教育学研究科北京師範大学教育学部学術交流活動、京都大学)

◆2019年6月 “Toward the Global History of Museum Collection: Some Basic Thoughts on the Transcultural Experience of Meiji-Era Japan” (International Conference “Transcultural Connections: Migration in Asia, Europe and the Americas”, Heidelberg University)

◆2019年7月 「政治化する読書空間:1930年代中国における大衆動員とリテラシーのメディア史的研究」(京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター共同研究班「転換期中国における社会経済制度」、京都大学、コメンテーター=中村元哉先生(東京大学))

◆2019年11月 「〈読者〉の戦争動員:『読書生活』(1934-1936)を中心に」(中国現代史研究会、大阪商業大学)

◆2020年5月 「毛沢東時代の読書規範:政治文化の連続性に着目して」(京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター共同研究班「20世紀中国史の資料的復元」、オンライン、コメンテーター=水羽信男先生(広島大学))

◆2020年6月 「大衆読者の消費的発見と政治的動員:1930年代中国における読書雑誌のメディア史」(日本マス・コミュニケーション学会、慶應義塾大学=中止、オンライン代替)

◆2020年7月 「民国期出版統計の復元:「民国図書数拠庫」の有用性を中心に」(京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター共同研究班「近現代中国の制度とモデル」、オンライン、コメンテーター=楊韜先生(佛教大学))

◆2021年5月 「古登堡星系在上海:试论二十世纪三十年代的阅读秩序」(首届中国媒介考古工作坊、華中科技大学(オンライン参加))

◆2021年9月 「海峡を越える読書:中華圏における書店の文化政治学」(中国現代史研究会、オンライン)

◆2021年12月 「焚书与读书:试论文革前后书籍的象征意义」(第十届中日学者中国当代史研究工作坊、東洋文庫・華東師範大学)

◆2022年7月 「書籍と中国社会:焚書と読書のシンボリズム」(中国社会文化学会、オンライン)

◆2023年3月 「中国ルポライターの「80後」世代?:ノンフィクションのあゆみを振り返りながら」(「アカデミズムとジャーナリズムのあいだ——安田峰俊氏と語る」、京都大学)

◆2023年10月 「「中国メディア史」を構想する」(中国現代史研究会、大阪商業大学)

7. 解説記事等

◆2018年1月 「联结民众与知识分子的桥梁─日本学生看《读书》杂志:知识分子的过去与未来」『読書』電子版

◆2019年6月 「「教育」からのメディア研究?」『京都大学大学院教育学研究科・教育学部ニューズレター』第38号、3ページ

8. 研究助成

◆2019年10月~2020年9月 京友会研究助成(「民国期中国におけるリテラシーと大衆動員のメディア史的研究」)

◆2020年4月~2023年3月 科研費特別研究員奨励費(「宣伝国家の読書空間:知識人と大衆の近現代中国メディア史」、課題番号:20J20573)

◆2023年4月~現在 科研費特別研究員奨励費(「冷戦期東アジアにおける読書のグローバル・ヒストリー:台湾・香港を中心に」、課題番号:23KJ0323)

9.学術活動

◆2020 年 6 月 中村元哉「1970 年代の香港における左派思想:毛沢東派『盤古』の思想空間」へのコメント、『毛沢東に関する人文学的研究』合評会、オンライン。

◆2021年3月 研究集会自由論題司会、中国現代史研究会、オンライン。

◆2021年5月 瀬辺啓子「海馬宣言と文壇の市場化」へのコメント、京都大学人文科学研究所「20 世紀中国史の資料的復元」共同研究班、京都大学。

◆2022年4月 瀬戸宏「開明書店版『曹禺選集』(1951 年)収録『雷雨』の諸問題:人民共和国建国直後知識人の精神形態」へのコメント、京都大学人文科学研究所「20 世紀中国史の資料的復元」共同研究班、京都大学、2022 年 4 月。

10. 所属学会・研究会等

日本メディア学会、中国現代史研究会