マスコミ学会メディア史研究部会〈「戦争社会学」とメディア史〉のお知らせ

本ゼミ出身の赤上裕幸さん、佐藤卓己先生も執筆に携わられた野上元・福間良明編『戦争社会学ブックガイド』(創元社、2012年3月刊)を素材にした研究会が下記の通り開催されますので御案内します。

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<テーマ>

「戦争社会学」とメディア史研究

<企画趣旨>

「戦争」に関する研究は、従来、政治学や歴史学で多く扱われてきたが、メディア史研究や歴史社会学の方面でも、この領域への関心が高まっている。しかし、その方法論や分析手法は、メディア研究のみならず、思想史、言説分析、システム論、ライフ・ヒストリー研究等、多岐にわたる。

それだけに、方法論の共有化はさほど進んでおらず、むしろ専門分化が進行しているようにも思える。メディア史研究ではこの方面に一定の蓄積はあるものの、より広く「戦争(の)社会学」を見渡してみることで、新たな方法論や視点へのヒントを得ることもできるのではないか。

本研究会では、野上元・福間良明編『戦争社会学ブックガイド』(創元社、2012年3月刊)を取り上げながら、

・「戦争社会学」はいかに構想されたのか(あるいは、構想され得るのか)

・「戦争社会学」を構想するうえで、メディア(史)研究は、どのように関わることができるのか。それによって、いかなる新たな成果を生むことができるのか

・そこにおいて、歴史社会学・歴史学・思想史研究等の分野とメディア研究との関係は、どう位置付けることができるのか

といった点について、議論を進めたい。

<登壇者>

・問題提起者:野上元(筑波大学)

・討論者:與那覇潤(愛知県立大学)

・司 会:福間良明(立命館大学)

<日時>

2012年5月12日(土) 14:00~17:00

<場所>

同志社大学今出川キャンパス徳照館1階会議室

 

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